BOTH SIDES NOW

レコードにA面とB面があるように、すべてのものには二つの面があります。人生の光と影、 ボクはどっちも大好きです。

img3688.jpg

新入社員だった頃の話。

毎日、二番町の高級クラブに通っていた。

と言っても、それはお昼ご飯を食べるため。

夜財界人が集う老舗クラブがランチを始めたのであった。

当然夜そこで働いている若い女性たちも寝起きでやってくる。

よく話すようになった頃、

ボクは彼女たちから“ジョナサン”と呼ばれるようになった。

時は74年、『かもめのジョナサン』ブームの頃、

でも、なんでそう呼ばれるようになったのかは覚えていない。

当時はその物語や映画に興味はなかったけれど、

ニール・ダイヤモンドの歌は好きだった。

先日、40年以上も経って突然そんなことを思い出し、

単行本を買ってきた。

へぇ~、こんな内容だったのか!

我が道を行く、孤高のカモメ、ジョナサン、

ボクの生き方に重ねてのニックネームだったとしたら、

本当に光栄、

でもそんなわけはないね。

当時に買ったシングル、「かもめのジョナサン」、

あらためて聴く、ニールの声は最高。

けど、本を読んだ後に聴くこの歌は、いままでとは趣が違う、

ジョナサンの空を飛ぶ映像が浮かんでくる。

他人とは違っていても自分らしく生きることの大切さ、

なかなか理解されなくとも我が道を貫く人生の価値、

まじめに考えてしまう夜である。

book40.jpg
img3687.jpg

ボクは音痴で“絶対ダメ音感”の持ち主ですから、

元来、インスト曲は苦手です。

でも、耳に心地いい気分の良くなる曲ってゆうのはありますよね。

今日のは、昔好きだった懐かしい1枚です。

66年、クロード・チアリさんの「初恋の丘」。

現在73歳、フランスのリゾート地ニース出身のギタリストですが、

32歳の頃に日本に帰化し、本名は智有蔵上人、

西宮在住で関西弁ペラペラなのです。

クロード・チアリさんといえば、

“壁に耳あり、クロード・チアリ”なんてよく言ったものです。

時代劇のひとコマ。

シー、御家老、壁に耳あり障子に目あり、なんて申しますから。

そうよ、長崎屋、お主も悪よなぁ、ワッハッハッ。

そんな会話を天井で御庭番の九ノ一が聴いている。

なんて、情景が浮かんできました。

さて、この後登場するのは、多分暴れん坊将軍でしょうね。

イメージは「初恋の丘」からはとんでもなく遠いことになってしまいましたが、

久しぶりに、心はずむような甘ずっぱいメロディを楽しみましょう。
img3686.jpg

ミルクチョコレート、アーモンドチョコ、マカデミアナッツ、・・・、

そんなんじゃなく、

今日はバレンタイン・デーなのですから、

プレゼントのチョコの種類の話です。

本来のバレンタイン・デーのプレゼントは、『本命チョコ』、

高校時代とか大学生の時代にもっとバレンタインが流行っていたら・・・、

なんて思ってしまいました。

『本命チョコ』を意識したことなんて記憶にないね。

毎年、家内からもらっているのは『本命チョコ』なのか『義理チョコ』なのか。

『義理チョコ』、これは毎年いっぱいいただきます。

いただいたチョコレートが妙に意志なんかもってしまうのは困ったもの、

だから、『義理チョコ』は大好きです。

最近は、男性が女性に渡す『逆チョコ』や、

女性同士がチョコを交換する『友チョコ』、

自分で自分にチョコを買う『自分チョコ』、もはやバレンタインではない、

プレゼントでもなく、ただの買物だね。

ついでに、チョコを机の引き出しに入れておいてちょっとずつ食べる、

『ちょこちょこ』、これはボクの創作。

というわけで、バレンタイン・デーの秘蔵盤の1枚を。

54年、ソリティアのデビュー・シングル、「ブルー・バレンタイン」。

彼らは後にすばらしいドゥワップの名曲をリリースするのですが、

この時点では、ストリート・コーナーのボーカル・グループでした。

その、ボクの大好きなドゥワップ・シングルはまたの機会に。
img3685.jpg

ボクとしては珍しく、今日はひとりで映画を観に行きました。

『相棒-劇場版Ⅳ』、

観ている途中に、あれっ?何か似ているぞ!

底流に流れる時代背景といい、

ストーリーの流れといい、

事件の動機も、そのメッセージも。

今夜テレビで『相棒-劇場版』初回分の再放送を観て、

あらためて確認できました。

と、書いたら、さてレコードは何にしましょうか?

相棒、と来れば、夫婦、というわけで、

リンゴの奥様モーリーンをテーマにした歌を。

65年、アンジーとチクレッツの「トゥリート・ヒム・テンダー、モーリーン」、

モーリーンさん、彼にやさしくしてね!って感じでしょうか。

歌っているアンジーとチクレッツは、

ジーン・トーマスとエンジェルスのコラボ・グループで、

ボクの知る限り、これがただひとつのシングル。

歌っているグループもそのテーマも、

そして何よりも、この秀逸のガールズ・ポップは、

ボクのコレクションには欠かせない1枚です。
img3682a.jpg

“親愛なるポール、63年7月1日ニューヨークにて”

で始まるアート・ガーファンクルからのメッセージ。

高校時代に、そのライナーノーツを何度読んだだろう!

S&G、64年のデビュー・アルバム『水曜の朝、午前3時』。

ちょっと理屈っぽく人間の内面を語りたくなる年代、

アートからの手紙や彼らのストーリーや収録曲の解説が

とても丁寧に書かれたすばらしいライナーノーツだった。

数少ない水曜日の歌を探している時、

アルバムと同じジャケットのコンパクト盤をコレクションの中に発見。

「サウンド・オブ・サイレンス」ばかりが注目されていたけれど、

タイトル曲「水曜の朝、午前3時」も大好きだった。

ずっと後になって中古セールで見つけたからか、

未整理棚の中にあった。

そして、このEPの裏面には、あのアートからの手紙が・・・。

懐かしくなってアルバムを引っ張り出した。

未整理棚から後2枚、曜日の歌を見つけた。

月曜日の歌、バングルス85年の「マニック・マンデー」。

金曜日の歌、イージービーツ66年の「わが心の金曜日」。

まだ増え続けるコレクション、収納場所もなくなってきて、

レコード・コンサートで持ち出す度に行く先がバラバラになり、

ああ、いつ片付けようかな?

高校時代の思い出はどこへやら、

現実に引き戻された“金曜日の夜、午後10時”である。

img3682b.jpg img3684.jpg img3683.jpg