バディ・ホリー、リッチー・ヴァレンス、坂本九、オーティス・レディング、
そして、リック・ネルソン。
彼は、リッキー・ネルソンとして、58年に「プア・リトル・フール」で、
61年に「トラベリン・マン」で、全米1位になった。
この前後、アイドル・スターとして数多くのヒット曲を出した。
そして、66年を境にスランプに陥った彼だったが、
72年、この「思い出のガーデン・パーティー」で戻ってきた。
トップ1にはなれなかったけれど、彼はストーン・キャニオン・バンドを率いて
まさに彼の人生そのもの、このロックへの鎮魂歌を自作自演した。
彼の大ファンだったボクはこのレコードをオン・タイムで手に入れた。
最近手に入れたDVD『Ricky Nelson Sings』、
このリック・ネルソン・ヒストリーの最後で、
彼の3人の息子たちが「思い出のガーデイ・パーティー」を歌っている。
深夜にひとりで見ていたら、不覚にも涙が出てきた。
昔テレビドラマ『陽気なネルソン』で見ていた彼の両親オジーとハリエット、
そして、リッキーと妻クリス、3人の息子と1人の娘、
3世代の家族愛にアメリカの幸せなファミリーを見た。
こんなことで涙とは、歳のせいだね、きっと。