
宮川泰という人はすごい人だと思う。
ピーナッツの歌唱もさることながら、曲づくりの賜、それは最高のガールズ・ポップスだった。
アメリカン・ポップスのエッセンスを完全に昇華していた。
初めて聞いた時は、てっきりカバーだと思っていた。
62年、彼が作曲した「ふりむかないで」は
ピーナッツの初めてのオリジナル・ヒット曲となった。
双子の代名詞、ザ・ピーナッツは、
1959年、「可愛い花」でデビュー、
『ザ・ヒットパレード』や『シャボン玉ホリデー』のレギュラーとして、
多くのカバー・ヒット・レコードを出し続けた。
その中でも、「ふりむかないで」前の「悲しき16才」と、
「ふりむかないで」後の「レモンのキッス」が、ボクのフェバリット。
もちろん、すごい奴、宮川泰先生は、
デビュー曲を始め、その両方に編曲者として名を連ねている。


