
GS史上最もミリタリー・ルックの似合う奴は、ジャガーズの岡本信さんだと思う。
彼らの2曲目、67年「ダンシング・ロンリー・ナイト」は画期的な曲。
まず、イントロのファズ・トーンがすごい、
カップスのエディ藩から借りたファズを取ってつけたように使った、という。
でも、このイントロで“つかみはOK!”、ズキュ~ンとやられてしまう。
そして、この曲の作詞は、伝説の作詞家、漣健児さん、
B面の「若いあした」の作詞は星加ルミ子さん、という『ミュージック・ライフ』勢。
とにかく威勢のいいカッコイイ曲である。
ジャガーズのデビュー曲は、
♪~若さゆえ 苦しみ、若さゆえ 悩み~♪の名作、「君に会いたい」。
岡本信さんの横っ飛びが忘れられない。
3曲目は、橋本・筒美のゴールデン・コンビ作の「マドモアゼル・ブルース」。
決して、ブルースではなかった。
そして、派手に脚光を浴びた4曲目こそは、
マラカスやコンガを使った、デイブ・ディー・グループのカバー、「キサナドーの伝説」。
ムチを使うステージ・アクションで盛り上がりを見せた。
この曲、本来はB面、今夜はダブル・ジャケットの本来サイドをアップしました。
ミリタリー・ルックが最高に似合う岡本信さんは昨年4月に逝った。
今のボクと同い年だったのです。


