
ブリル・ビルディングのソングライター、バリー・マン、
ボクは、60年代のシンガーとしての彼が大好きだ。
今までにも数枚は紹介したけれど、今夜は未紹介だった2枚をピックアップ。
まずは、後にドーンとして活躍するトニー・オーランドのヒット曲のセルフ・カバー、
62年の「ブレス・ユー」、
この曲は、元々はドリフターズのために書かれた曲だったという。
ABCパラマウント・レコードでのラストシングルで、
シンシア・ウェイルと初めてコンビを組んだ曲、なんだって!
A面の「ティーネイジ・ハズ・ビーン」は、
「フー・プット・ザ・ボンプ」のセルフ・パロディみたいな曲で、
キャロル・キングのパートナー、ジェリー・ゴフィンも作者に名を連ねている。
ブリル・ビルディングで、遊びながら出来上がった曲のような趣。
さて、2枚目は、63年、コルピックス・レコードからの唯一のシングル、
「クラデュエーション・タイム」。
バリー・マンらしい美しい至極のバラードである。
DJ盤で少しノイズが多いのが残念だけれど、
もちろんヒットもせず、何の話題にもならなかったらしいけれど、
ボクにとっては、これもまた、大好きな1枚なのである。
久しぶりに孫が来た連休の中日、
ヘッドホンで、バリー・マン三昧の夜なのです。

