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BOTH SIDES NOW

レコードにA面とB面があるように、すべてのものには二つの面があります。人生の光と影、 ボクはどっちも大好きです。

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ライナーノーツによると、

バガルーズは、まるでモンキーズのように、TVのオーディション番組で、

4,000人の中から選ばれ、デビュー前から全米ネットでプロモートされた。

モンキーズの成功から4年、“柳の下のドジョウ”を狙ったのは歴然。

ボクの持っている『ミュージック・ライフ』71年3月号のML推薦シングルのコーナーに、

“待ちに待たれていたアイドル・グループのファースト・シングルがリリース、

 明るく心暖まるメロディーが印象的でモンキーズとはまったく違った個性を持っているので

 これからが楽しみなグループと言える”

なんて紹介されているけれど、

この後一向にヒットした記憶はない。

彼らのTV番組では、メンバーがそれぞれ昆虫のコスチュームで登場する。

紅一点、ボーカルのキャロライン・エリスは蝶に、

金髪のリードギター、ジョン・マッキンドーはバッタ、

ハンサムなドラマー、ジョン・フィルポットはテントウムシ、

黒人のキーボード、ウェイン・ラリエはハチに、といった具合。

A面「すてきなフレンド」もいいけれど、

ボクはB面のバラード、「ザ・センシズ・オブ・アワ・ワールド」が大好き、

なんといっても、キャロラインの声が最高です。

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74年8月、3年後結婚することになる浅田美代子に「じゃあまたね」を提供して以来、

“ええっ、その曲もタクローさんなの?”って感じの、ちょっと意外な曲提供が連続する。

75年4月、ちょっと忘れられかけ始めた森山良子さんに

「歌ってよ夕陽の歌を」を提供する。

作詞は岡本おさみ、♪~歌ってよ夕陽の歌を 歌ってよ心やさしく~♪

そして、5月、テレビ番組『俺たちの勲章』の挿入歌を作曲、

中村雅俊、「いつか街で会ったなら」。

作詞は喜多條忠、♪~何気ない毎日が 風のように過ぎてゆく~♪

76年9月には、梓みちよさんの「メランコリー」、

これまた作詞は喜多條忠、♪~緑のインクで 手紙を書けば~♪

翌年78年3月は、アイドルからの脱却をめざす頃の太田裕美、

「失恋魔術師」、作詞は松本隆、

歌詞を書いてもメロディが浮かばないかもしれませんが、

サビは、♪~お嬢さん 何処ゆくんだね 待ち人は来やしないのに~♪

そしてこの後、メジャーなアイドル・ソングを作曲することになるのだが、

続きはまたいつの日にか。

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以前に紹介したバリー・シェパードとホリデイズ「That Buckground Sound」の、

プロデューサー表記にバーニー・ローレンスという名を見つけて、

もしやこれは、

「悲しきあしおと」や「かなわぬ恋」のスティーヴ・ローレンスと関係があるのでは?

と調べてゲットしたのは、バーニー・ローレンス、61年の「コレクティング・ガールズ」。

アレンジャーにはテリー・ランダッツォの表記があるし、

バック・コーラスはベルモンツみたい・・・だし、

タイトルに“ガールズ”が付いているし、

ヒットはしていないようですが、悪かろうはずはありません。

このバーニー・ローレンスはスティーヴの弟ということで、

今夜はボクの3歳下の弟のことを思ってみました。

小さい頃、ふたりで川へ魚を捕りにいった時、

捕った魚を入れるヤカンを持つのが弟の役割。

もう時効ですが、夏休みの宿題で読書感想文をボクが代わりに書いたら、

賞を取ってしまって、弟が表彰された、なんてこともあった。

高校2年生から実家を出て下宿住まいだったボクの代わりに、

両親と一緒に実家に住んでくれた。

互いの利害がうまく一致して、実家を継いでくれたことに感謝している。

まさに、レコードのA面とB面のようにいい関係で共存できていると思う。

なんて、なかなかいいエンディングになりました。

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タクローさんの他のアーティストへの曲提供物語。

72年に、モップスに「たどりついたらいつも雨ふり」や、

猫に「雪」や「地下鉄にのって」を提供していたけれど、

女性アーティストへの曲提供は、73年3月、由紀さおりさんの「ルームライト」に始まる。

作詞は岡本おさみ、

歌詞も曲も一風変わっていたから、当時ちょっと耳に止まった。

そして、4月、月刊誌が募集した歌詞にタクローさんが曲をつけたのが、

天地真理「さよならだけ残して」、シングル発売はされなかった。

この曲収録のLP『若葉のささやき/さよならだけ残して』、一応買った。

この時期に起こった理不尽な事件により、

これらの歌が思ったほど話題になることがなかったのが残念だった。

この年の12月、特筆すべき提供曲がリリースされる、

ビートルズのそっくりバンド、バッド・ボーイズが歌う「ビートルズが教えてくれた」。

作詞はやっぱり岡本おさみ、

♪~ 勲章も与えてくれるなら 女王陛下からもらってしまおう

    女王陛下はいい女だから つき合ってみたいと思う ~♪

おいおい、いいのか? って歌詞もあるけれど、

とてもすばらしい、この時期のビートルズ讃歌だね。

そして、年も明けて74年の「襟裳岬」へと続く。

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英知の三つの秘訣“三猿”を聞くたびに頭の中を駆け巡る音楽がある、

62年5月のリリース、ディック・デイル「ミザルー」。

“見ザルー、聞かザルー、言わザルー”。

ただのダジャレ、と言うなかれ!

これは本当の話なのですよ。

あのエレキギターの音色、そのスピード感は独特で、

その後いくら多くのインストを聴いてきたとしても、

この音は唯一無二、彼こそまさに“キング・オブ・ザ・サーフギター”です。

ディック・デイルのデビューは、61年「レッツ・ゴー・トリッピン」。

インスト曲が苦手なボクですが、

この2曲が入ったコンパクト盤には飛びつきました。

「レッツ・ゴー・トリッピン」は65年バージョンですが・・・。

彼に先立つこと3年、ギター・インスト史上最初のスーパースターも忘れてはいけません、

“トゥワンギー・ギター”デュアン・エディ。

58年全米72位にチャートインした「ムーヴィン・アンド・グルーヴィン」でデビュー。

イントロなんぞは何処かで聞いたような・・・、「サーフィンUSA」?

その後数多くのインスト曲をチャートに引っ張り上げたのですが、

ボクは、62年全米12位の「ギター・マン」が大好き、

女性コーラス入りのダンス・インストです。

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最近、思いがけずにゲットできた懐かしい1枚。

テレビ創成期の奇才であり、世紀のボードビリアン、

いわば、たけし・さんま・タモリの原点であり、

その上、漫画キャラクターのモデル的存在、

トニー谷さんの「あんたのおなまえ何ァンてェの」。

子供の頃に見ていた『アベック歌合戦』の名文句、

“あなたのお名前なんてぇの”、って覚えていたけれど、

“あんた”だったのですね。

なかなか市場に出ないし、出たら出たで1万円以上もする1枚なのですが、

戯れに入札したオークションでその半額以下でゲットできました。

で、ふと思い出したのは、中学生の夏休み、

小学校の講堂で見た映画、舟木一夫の『学園広場』。

舟木一夫と松原智恵子が『アベック歌合戦』に出演して歌う場面があった。

田舎の中学生にとっては、ワクワクするような憧れの情景だった。

なんて考えていたら、67年に出た松原智恵子のデビュー・レコードを思い出した。

「泣いてもいいかしら」と「ひとりで歩くのが好き」のダブル・ジャケット。

この年、彼女はブロマイド売上№1だったと記憶している。

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この『BOTH SIDES NOW』も、スタートから7年が経過しました。

始めたきっかけは病気でした。

突然の腎臓ガン宣言で、

リタイア後にと計画していた、

所蔵のシングル・レコード・コレクション・サイト作成への不安から、

とりあえず、急遽始めたのでした。

幸い、早期発見で、何の変化もなく、

幸か不幸か、リタイア後の再就職もあって、

そのまま7年間も続いてしまっているのです。

ブログ・タイトル『BOTH SIDES NOW』は、

映画『CHANGES(青春の光と影)』のテーマソングを拝借、

ボクのコレクションの内容とはちょっとズレがある1枚でしたが、

ブログのボディ・コピーにあるように、

レコードにA面とB面があるように、すべてのモノにはふたつの面があり、

ひとつの事象は見方によっては正反対にも解釈できる、

長所は短所であり、短所は長所でもある、

そんな現実、大げさに言えば“人生の光と影”、

ボクがレコードのA面もB面も好きなように、

人生においても、光と影、その両方が好きなんですよ、って。

ああ、語ってしまいましたが、

今夜は、映画のサウンドトラックではない、ジュディ・コリンズのシングル盤、

68年12月全米8位、70年2月全英14位、

その邦題も「光と影」、7周年記念のアップです。
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ふと気がつくと、ボクの愛車の前のタイヤのミゾが擦り減っていて、

整備不良でチェックされるほどではなさそうだけど、

近々タイヤを変えなければいけないと思う。

そんなことを思っていたら、いつも口ずさんでしまうCMソングがある。

66年から非常に長期間にわたってお茶の間に流れた、

ある意味では大ヒット曲だとも言えるこのCMソングは、

ブリヂストンの「どこまでも行こう」。

作詩・作曲は小林亜星さん、オリジナル・シンガーは山崎唯さん。

彼のバージョンは、CD『懐かしのCMソング大全③』で聴ける。

ボクが持っているシングル・レコードは、

A面はミュージカルアカデミー、B面は森山良子が歌っている、

もちろん市販品ではなく、ブリヂストンタイヤがリリースしたもの。

さて、この曲、場外でも話題になった。

92年に発表された、『あっぱれさんま大先生』のエンディング・テーマ「記念樹」は、

この曲の盗作である、と訴えて裁判になったからである。

小林亜星さんが服部克久さんを訴えたということで話題になった。

結局は、亜星さんの訴えが認められ、「記念樹」はボクたちの耳に届かなくなった。

司法判断は別として、ちょっぴり悲しい、残念な思いが残った事件であった。

そんなことを思い出しながら、久しぶりに聴く「どこまでも行こう」、

名曲である。

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元来、ボクはインスト曲が苦手です。

Because、音痴だし、楽器のことがわからないものですから。

だから、その好き嫌いは、ヒットしたかどうか、

その音や、メロディがボクにとって心地よいかどうか、が基準になります。

ボクの所有するインスト曲の多くは、サーフィン&ホットロッド。

というわけで、まずは、「ワイプ・アウト」。

バンド名はザ・サーファーズとなっていますが、正確にはサファリズです。

この「ワイプ・アウト」は、63年5月のリリース、

アメリカでは、「サーファー・ジョー」のB面でしたが、

8月に全米2位のヒット曲となり、日本ではA・B面がひっくり返りました。

まず、突然の奇妙な笑い声と“Wipe Out!”の掛け声から始まり、

ドラムの連続連打のギネス記録をもつというロン・ウィルソンのドラムが印象的。

まだまだ粗削りな感じがしますが、14歳から18歳の少年たちですから、

それがまた逆にいい感じを出しているのでしょう。

本来のA面「サーファー・ジョー」は中途半端な歌入りですが、

今の時代にはこれもまた大有り、いい味です。

もう1枚は、少し洗練された64年の「Scatter Shield」、

邦題は「恋の波乗り」、ですがどちらかというとホットロッド・タイプの曲。

ボクはこっちの方が好きですよ。

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最近になって、懐かしい2枚のレコードを手に入れた。

高校生当時は、こんなレコードは要らなかった。

洋楽のヒット曲とGSばかり追いかけていて、

こんな歌はコレクション対象ではなく、みんなで歌うモノだった。

高石友也さんと岡林信康さんとフォーク・キャンパーズが歌う、「友よ」。

♪~ 友よ 夜明け前の 闇の中で

    友よ たたかいの 炎をもやせ

    夜明けは近い 夜明けは近い ~♪

岡林さん作の、シュプレヒコール機能をもったメッセージ・フォーク。

拳を突き上げながら、幾度となく歌った歌である。

♪~ 私たちの望むものは 生きる苦しみではなく

    私たちの望むものは 生きる喜びなのだ ~♪

これもまた、岡林さんの名曲、「私たちの望むものは」。

深夜放送で聴いている高校生たちの心に響いた。

大滝さんがいたはっぴいえんどがバックをつとめていたらしいけれど、

この頃はそんなことに注目していたわけでもなく、

岡林さんの他の曲にそんなに興味もなかった。

心の中は共感に支配されていたけれど、

行動は覚悟をもたないノンポリだった。

今、ボクが純粋な高校生だったら、

あの頃とちょっと似通った世相に、

果たしてどんな行動に出ようとしているだろうか?

みんなで一緒に歌える歌が今の時代にあるのか!

時代は大きく変わった。

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先月、「What I Did This Summer」を紹介したマーシー・ジョー嬢は、

63年、19歳の時、20歳のエディー・ランボウ君と、

とても変わったシングルをリリースしています。

ちなみに、エディー・ランボウ君は、

ダイアン・リネイの「ネイビー・ブルー」や「キス・ミー・セイラー」の作者。

ふたりがリリースした曲は「Those Golden Oldies」。

“これらの輝かしいオールディーズ”のタイトル通り、

50年代のヒット曲のメドレーで、

ラジオのDJにリクエストする、というお決まりのパターン。

メドレー曲は「シンシアリー」、「シルエット」、「ラ・ディー・ダー」、

「ハッピー・バースデイ」、「スウィート・リトル・シックスティーン」など。

もちろんヒットなんてしませんでしたが、

オールディーズ・マニアにはうれしいコレクティング・アイテム。

61年から63年にかけて、50年代のドゥワップを見直そうと始まった

オールディーズ賛歌の1枚なのですから、

とても大切にしているシングルなのです。

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