
ライナーノーツによると、
バガルーズは、まるでモンキーズのように、TVのオーディション番組で、
4,000人の中から選ばれ、デビュー前から全米ネットでプロモートされた。
モンキーズの成功から4年、“柳の下のドジョウ”を狙ったのは歴然。
ボクの持っている『ミュージック・ライフ』71年3月号のML推薦シングルのコーナーに、
“待ちに待たれていたアイドル・グループのファースト・シングルがリリース、
明るく心暖まるメロディーが印象的でモンキーズとはまったく違った個性を持っているので
これからが楽しみなグループと言える”
なんて紹介されているけれど、
この後一向にヒットした記憶はない。
彼らのTV番組では、メンバーがそれぞれ昆虫のコスチュームで登場する。
紅一点、ボーカルのキャロライン・エリスは蝶に、
金髪のリードギター、ジョン・マッキンドーはバッタ、
ハンサムなドラマー、ジョン・フィルポットはテントウムシ、
黒人のキーボード、ウェイン・ラリエはハチに、といった具合。
A面「すてきなフレンド」もいいけれど、
ボクはB面のバラード、「ザ・センシズ・オブ・アワ・ワールド」が大好き、
なんといっても、キャロラインの声が最高です。
