
ビルボード史上、二大アーティストと言えば、
誰迷うことなく、エルヴィス・プレスリーとビートルズということになる。
その二大巨匠がカバー・ヒットさせた曲のオリジナルを探った。
まずは、プレスリー。
56年8月から11週間も1位を続けた両A面、「冷たくしないで」の片割れ、
リーバー&ストーラーの「ハウンド・ドッグ」、
そのオリジナルは、53年、ビッグ・ママ・ソートンの大ヒット曲。
そして、ビートルズ。
64年ビルボード2位ながら、キャッシュボックスでは1位、
ミリオン・ヒットとなった「ツイスト・アンド・シャウト」、
そのオリジナルは、62年全米17位、アイズレー・ブラザーズ、
と、思っていたけれど、実はそうではなかったのです。
その前年の61年、デトロイト出身のデュオ、トップ・ノーツがB面リリース、
その上、プロデューサーは若きフィル・スペクター、アレンジャーはテリー・ランダッツォ、
なのですから、コレクターには涙もの。
しかし、どちらにしても、プレスリーやビートルズのバージョンを聴いてしまうと、
これらのオリジナルも色褪せて聞こえる、
少し申し訳ない気分で楽しんでしまいました。


