
来月のレコード・コンサートのテーマは“月”に因んだ曲。
レコードをピックアップしていてリストした中の1曲、
クリーデンス・クリアウォーター・リバイバルの「バッド・ムーン・ライジング」。
CCRといえば、チャートで1位になれなかったシルバー・コレクター。
この「バッド・ムーン・ライジング」も69年6月全米2位、
ヘンリー・マンシーニの「ロミオとジュリエット」に阻まれた。
70年3月の「トラベリン・バンド」も、「明日に架ける橋」に阻まれた。
ケチの付き始めは69年3月、既出の「プラウド・メアリー」、
スライの「エヴリデイ・ピープル」に頭をふさがれ、
その冠が外れたと思いきや、
4位からジャンプアップしたトミー・ロウ「デイジー」に、
2週連続して頭を押さえられた。
言うまでもなく、チャートの順位は曲の絶対的評価ではない、
その週の相対的評価なのですから、これはもう不運というしかない。
しかし、ナンバー1ソングになったという勲章は付いて回るのだから、
これもまた無視することもできない。
ポップス派のボクではありますが、CCRは好きなグループのひとつ、
チャート・デビューの68年11位「スージー・Q」や
同年58位「アイ・プット・ア・スペル・オン・ユー」を含むコンパクト盤も、
愛聴盤だった1枚です。


