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BOTH SIDES NOW

レコードにA面とB面があるように、すべてのものには二つの面があります。人生の光と影、 ボクはどっちも大好きです。

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68年10月に突然日本のヒットチャートにやってきた歌、

ピンキーとフェラス、「マンチェスターとリヴァプール」。

リヴァプールはご存知ビートルズを筆頭に

多くのビート・グループを生み育んだ港町。

マンチェスターといえば、ホリーズやハーマンズを生んだ都市。

ブリティッシュ・ビートのメッカの2都市をタイトルにしたこの曲、

作者は、「恋はみずいろ」のアンドレ・ポップ。

だから、ピンキーとフェラスのオリジナルではない。

じゃぁ誰?

『太陽がいっぱい』の女優マリー・ラフォレ、66年のリリース、

もちろんフランス語で歌ったもの。

日本でのシングル・リリースは69年1月、

フェラスのヒットを受けて、だったのでしょう。

先日、東京の中古店で偶然日本語カバー盤を見つけた、

シャンソン歌手大木康子さん、69年のリリース。

フランス語、英語、日本語、聴き比べてみましたが、

やっぱり、最初に聴いたのが親、

ボクのお気に入りは、ピンキーとフェラス盤。

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関西の人は吉本新喜劇をこよなく愛している(と思う)。

ボクが覚えているのは、中学生の頃、野菜ばかりのカレーを作って、

正午になったら、弟とテレビの前で『吉本新喜劇』をみる。

その頃は、なぜか我が家ではカレーライスはフォークで食べるものだった。

まず、幕前に漫才師が登場し、いわゆる前説(まえせつ)、

初めて見始めた頃は、浅草四郎・岡八郎、

彼らが辞めてからは、島田洋介・今喜多代、だったと思う。

岡八郎はその後『吉本新喜劇』の舞台に登場。

中学生の頃のボクのあだ名は“奥目(おくめ)”だったから、

“奥目の八ちゃん”と呼ばれていた岡八郎さんには思い入れがある。

“奥目”は、目のホリが深いということだから、そんなにイヤではなかった。

そんな彼が、70年にリリースしたのが「目は人間のマナコなり」。

作詞は香川登志緒先生、作詞はすぎやまこういち先生、

コーラスはシンガーズ・スリーなのですから、・・・、

ちょっと変則なコミック・ソングです。

ついでですから、後にボクのあだ名になった“カンペイちゃん”、

間寛平、76年「わたしは宇宙人」もアップしました。

ボクは、今も『吉本新喜劇』大好きなのですが、

あの同じギャグの繰り返しや、ちょっとした下品さが、

どうも家内にはお気に召さないようなのです。

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ここんとこ、ボクの癒しの洋楽はエディ・ホッジスくん。

ボクの資料サイトの『洋楽データベース』によると、

彼の英米でのヒット曲はわずか4曲。

その4曲以外のお気に入り曲の話はすでに書いてしまいましたが、

今日は久しぶりの予定のないお休みで、昼間っからレコード三昧、

その4曲を整理することにしました。

1曲目は、何度も何度も登場する61年8月全米12位、「恋の売り込み」。

先日書いたようにアイズレー・ブラザーズのカバーですが、

これはもう彼の曲だといっても過言ではありません。

2曲目は、62年3月全米65位、「夢の盗賊」。

日本ではB面の「コーヒー・デイト」がヒットして、こちらは無印でした。

作者のひとりにクレジットされているアン・オーロースキイは、

なんとジーン・ピットニーのお母様、というから驚き。

そして、3曲目は、62年8月全米14位「恋する乙女」、

原題は「(Girls,Girls,Girls)Made To Love」、

作者はエヴァリーズのフィル・エヴァリー、好きな1枚です。

そして4枚目は、65年8月全米44位「ニュー・オリンズ」、

♪~ ヘーイ ヘイヘイ ヘーイ ヘイ ~♪のリフでおなじみ、

ゲイリー・U.S.ボンズのカバーです。

フィンガー5の「学園天国」でお耳馴染み、と言った方がわかりやすい、

こんな曲までカバーしたのですが、彼の人気もここまで。

彼はこの時まだ18歳、早すぎた成功だったのでしょうが、

今もお元気でおられるとのことです。

(ホッジスくん、って書きましたが、彼はボクより4歳年上です)

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68年5月のリリース、スピリッツの「人魚の涙」。

スピリッツはたった1枚のレコードしかリリースしていないから、

悲しきカルトGSであることは間違いない。

しかし、他のカルトGSのシングルと比べて、

決定的な違いのある1枚である。

それは、この曲をボクがまったく知らないし、思い出せない。

これまで紹介してきたカルトなGSの曲はすべて知っていたし、

もし忘れていたとしても聴いたら思い出した。

A・B面続けて聴いてみたけれど、この1枚はまったく思い出せない。

聴いた感想は、イントロに波の音が入っているなぁ、だけ。

ある意味、これこそが本当のカルトGSなのかもしれない。

そんなボクが知らなかった曲がコレクションにある、というのも、

これはこれで価値あること?
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あんな声、よー出る(ヨーデル)なぁ!

なんて、半世紀前の定番ダジャレから入るのはブログの礼儀?

心が汚れているというわけではありませんが、

今夜は心を洗いたい気分で、

レコード棚を探し回って、さわやかな1枚を聴くことにしました。

昨年の暮れに亡くなった、ヨーデルの王様フランツル・ラングのEP。

聴きたかった歌は「山の人気者」=「アルペン・ミルクマン」。

実はこの曲、アメリカ人が作った曲で、

アルプスで生まれた曲ではありませんが、

日本ではヨーデルの定番曲として人気の曲。

ですから、この1枚は、

彼が日本のファンの要望に応えてくれたものなのです。

ヨーデルは地声と裏声を交互に繰り返す珍しい唱法で、

ファルセット好きのボクには避けて通れない道。

前にも書いたと思いますが、

ボクの最も好きなヨーデラーは、ウィリー沖山さん。

彼の「アルペン・ミルクマン」を楽しめるソノシート集、

ヨーデルと山の写真集『山の呼び声』は、

大切な大切なコレクションなのです。

ヨーデルで心も清々しく、“13日の金曜日”に立ち向かいましょう。

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オールディーズのヒット曲の、オリジナルを集めたり、

アンサー・ソングを発見したり、

これはもう、ボクにとっては至福の楽しみ。

おなじみ、14歳のエディ・ホッジスくんの「恋の売り込み」が本日のターゲット。

これはもう、エディくんのオリジナルでしょ!

って思っていたのですが、実はカバーなのでした。

オリジナルはアイズレー・ブラザース、59年のリリース。

エディくんは、“トントントン、さあ出ておいで!”と彼女を誘う。

アイズレーズは、“ドンドンドン、おい、出てきなよ!”と借金の取り立て。

そんなイメージなのです。

でも、エディくんを聴き慣れた耳には、アイズレーズ盤は新鮮、

とてもカッコよく聞こえるから不思議です。

そして、このエディくんの呼びかけに対してのアンサー・ソングは、

“エディ、エディ、すぐ出てゆくからノックしないで!”、

「恋の売り込み」=「I’m Gonna Knock On Your Door」、

アンサー・ソングは「I’m Gonna Come To The Door」。

歌うのは、ドニ・リン嬢。

手を尽くして調べているのですが、彼女はいったい何者?

歌詞を変えているだけですが、とても好きな声なのです。

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今年のゴールデン・ウィークは、ゴルフと孫娘とのリカちゃん遊びで終了。

あっ、それと家内と村上水軍博物館へ仕事半分のドライヴ。

ついでに寄ったのが吉海バラ公園、

あいにくバラの花はまったく咲いておらず、ちょっと早すぎたみたいでした。

実は、連休初日にブログを書いた時、引っ張り出した1枚は、

「アイム・ア・ボーイ」つながりで、「アイム・ア・レディ」。

79年春の資生堂のCMソングです。

歌っているのはメリー・クレイトン、

彼女は過日に観た映画『バックコーラスの歌姫たち』にも出ていた、

黒人のR&B歌手で、ストーンズとの共演でも有名な人。

レコード・ジャケットはCMキャラクターのカトリオーナ・マッコール、

タイアップ映画、実写版『ベルサイユのばら』のオスカルを演じた女優。

ちょっと横道に逸れましたが、この春の資生堂のCMのコピーは、

ジャケットにもあるように“劇的な、劇的な、春です。レッド”。

これに対して、カネボウが持ってきたのはあのオリビア・ハッセー。

そして、CMソングは布施明の「君は薔薇より美しい」。

なんて挑戦的な!

“挑戦的な、挑戦的な、春だったのです。”

広告マンだったボクにはものすごく印象的な出来事でした。

ミッキー吉野が作曲し、

浅野孝巳、スティーヴ・フォックス、トミー・スナイダーをバックに加えて、

布施明がイキイキ、ハツラツと歌った「君は薔薇より美しい」、

今も大好きな歌です。

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ずっと昔に見たことがあるシングル盤に再び出合った。

その時買っておかなかった後悔を取り戻すかのように、

喜び勇んで値段も見ずに手に取ってレジへ。

こうして手に入れたのは、

61年に14歳で「恋の売り込み」をヒットさせたエディ・ホッジスくんの、

63年16歳のリリース、「恋のリバイバル」。

作者はジャッキー・デシャノン、プロデュースとアレンジはテリー・メルチャー、

とくれば、すばらしいに違いない、まさにその通り。

あれ?待てよ、

「恋のリバイバル」と言えばビーチ・ボーイズ、

68年全米20位、全英№1。

まさに同名異曲、

とはいえ、エディくんのは「Would You Come Back」、

ビーチ・ボーイスは「Do It Again」、

邦題だけが同名異曲、というのがオチでした。

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