
ボクのレコード・コレクションのキモは、
60年代洋楽のティーン・ポップスとガール・ポップス、
そして、60年代邦楽の青春歌謡とアイドル歌謡。
あらためて書くのも気が引けるが、
いずれもそんなに主張やこだわりがあるわけでもない、
能天気で明るくシンプルな世界。
決して貶しているわけではなく、そんな不変の情景が好きだ。
日本の青春歌謡の王道は、橋、舟木、西郷の御三家、
そして、プラス・ワン、三田明さんを加えた四天王である。
今夜は、未掲出だった三田明さんのシングルをピックアップした。
63年、彼のセカンド・シングル、「みんな名もなく貧しいけれど」。
17歳の三田さん、人気が出ないはずはない。
65年、19歳の時の「泣かせてごめんネ」と「美しい恋人たち」。
そしてもうボクの心は離れていた68年の「薔薇の涙」。
ボクが中学生や高校生だった頃、
ボクたちは純情可憐で、
今から考えると平和な時代だったんだと思う。


