
ボクの中では、
そのシングルのレア度合といい、ガール・ポップスとしての完成度といい、
最高の1枚は、62年5月1日のリリース、全米119位、
ジェイ・P・モーガンの「悲しきジョニー」である。
原題は「A Heartache Named Johnny」、
“エクスキューズ・ミー”の妖艶なセリフから始まる、
心揺さぶられるオールディーズ・バラード。
彼女は、31年12月3日、コロラド州の生まれ、
54年から56年にかけてトップ40ヒットを連発した、
アメリカの歌手であり、女優である。
本名はメアリー・マーガレット・モーガンなのだけれど、
高校生の時、クラスの会計係を務めたことから、
有名なモルガン財閥の創始者J.P.Morganにちなんで、
“ジェイ・P.”なるニックネームを得たのだという。
「悲しきジョニー」は、彼女が30歳の時の曲である。