
以前、ダニエル・ビダルの日本語バージョンのことを書きましたが、
その時温存した決定版はこの1枚です。
71年9月に発売された「オー・シャンゼリゼ(日本語盤)」。
2ヵ月前にリリースされたフランス語盤を早々にリメイクしたもので、
この日本語はもう完璧です。
♪~ 町を歩く 心軽く
誰かに会える この道で
ステキなあなたに 声をかけて
こんにちは わたしと行きましょう ~♪
パリに行ったことはありませんが、
この歌を聴いていると、歌いながらシャンゼリゼ通りを闊歩している気分、
たぶん、パリを訪れた日本人の多くは、
この歌を口ずさみながら通りをウキウキと歩いたことでしょう。
それほど有名で、スタンダード・ナンバーになった感さえありますが、
彼女のこの日本語バージョンのシングルはあまり市場に出ません。
結構なレア盤なのです。
日本語詩はK.Yasuiとありますから、名手安井かずみさんなのでしょう。
さて、大学生の頃フランス語を専攻していたボクは、
このタイトル、「LES CHAMPS-ELYSEES」を調べたことがあります。
ボクの持っている仏日辞典には“極楽浄土”との訳になっていました。
だからどうした?ってわけではありませんが、
そんなことを思い出してしまいました。
ついでに、フランス語盤のB面曲は「ある愛の詩」、
先日100円で手に入れたフランシス・レイのオリジナル・サントラ盤も
この際だからアップすることにしました。


この曲が流行っていた頃、椿祭りに久米から歩いて行く時に、南海放送から聞こえてきた記憶があります。遠い冬の日の 思い出です。