
60年代、坂本九ちゃんや弘田三枝子さんたちが、
洋楽に日本語の歌詞をのせてカバーして一世を風靡した、
フランスにもそんな時代があったことは何回も書きましたね。
シルヴィ・バルタンやフランス・ギャルも、
日本でこそオリジナル曲で有名だけれど、
彼女たちにもそんなレコードがいっぱいある。
普通はフランス語のタイトルを見たら原曲がわかりますよね、
でも、今夜紹介するのはまったくかけ離れた1曲。
64年、「la cloche」=「ラ・クロッシュ」、
日本語に翻訳すると、鐘、ベルの意。
ギャルの独特の声で軽快に歌う、ボクの大好きなカバーである。
果たして、その原曲は?
日本で「夢みるビートルズ」をヒットさせたドナ・リンの、
アメリカでの唯一のチャート曲、64年全米83位の、
「ビートルズ・カットのボーイ・フレンド」なのです。
日本盤では「夢みるビートルズ」のB面に甘んじていましたね。
「My Boyfriend Got A Beatles Haircut」、
これがなぜ?「La Cloche」=「ベル」なのか?
そして、こんなマイナーなヒット曲をカバーするなんて、
ムムッ、お主やるな!って感じです。
それにしても、まるで自分のオリジナルのように、
ゴキゲンに歌うフランス・ギャル、とてもステキです。
