今夜は、バーズのレコードを引っ張り出しました。
さて、何について書こうかな?と思った時、まず頭に浮かんだのは“フォークロック”という言葉。
前にも書いたかもしれないけれど、音楽のジャンルなんてどうでもいい。
ジャンルは、複雑で、ファジーで、クロスオーバーしていて、よく判らない。
いったい誰が定義しているのか?どのような定義なのか?
Wikipediaで『音楽のジャンル一覧』を引いてみる。
すご~いなあ!ホラ、やっぱりえらいことになっている。
たぶん、ひとつの楽曲は5つ以上のジャンルに属してしまうのかもしれない。
というような、無為な考察はさておき、
いわゆる“フォークロック”の代表バーズの全米No.1の2曲を楽しむことにした。
65年6月のデビュー曲は、ボブ・ディランの作った「ミスター・タンブリン・マン」。
65年12月、歌詞を旧約聖書からとったピート・シーガーの「ターン・ターン・ターン」。
ジム・マックギンがビートルズのジョージに触発されて12弦ギターを持ち、
テリー・メルチャーが彼らをプロデュースするまでは、
ロックとフォークはまったく別の音楽だった。
思いやメッセージを伝える歌詞をもったフォークソングを、ロックンロールのリズムにのせた、
人はそれを“フォークロック”と呼んだ。
とは、何かの本のうけうり。
たとえ、「ミスター・タンブリン・マン」が“フォークソング”だったとしても
英語の歌詞のよくわからないボクでさえ十分に楽しめる、
ノリのいい、素敵な曲であることに変わりはない。